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訪問歯科医師です。勉強会の内容のフィードバックと、アウトプットの練習用です。

医療と介護を語る会〜作業療法士〜

昨日地元の近くのカフェで行われた勉強会。
作業療法士さんに、作業療法のはじまりを歴史的ルーツと共にプレゼンして頂いた。


理学療法士作業療法士の違いって?

- 理学療法士
基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を行う。
一言でいうならば動作の専門家。
- 作業療法士
入浴や食事など日常生活の動作や、手工芸、園芸及びレクリエーションまであらゆる作業活動を通して、身体と心のリハビリテーションを行う専門家。


病院での急性期では理学療法士、急性期後の退院後の暮らしのイメージを共有するのが作業療法士(どちらかというと、何をできる様になりたいかあまりはっきりしていない人の方を対象にしているとの事)。

作業療法の基本目標は人々が日常の活動に参加することができるようにする事。
その人にとって、何をする、できる事が大切な事なのかしっかりと見極め、寄り添う仕事である。

ディスカッションと考察

国としては2つの職種の違いは明確ではない。とくに在宅ではこれらの職種に限らず、それぞれの職種がお互いに補いあって成り立つものである。


1人の患者さんに関わる全ての職種の情報の共有化がネックであり、例えば担当者会議だけでなく現場でのノートでの業務報告(個人情報の問題あり)や、クラウドでの共有(今国が開発中とのこと)があると良いのだが。。


そのツールを矢面に立って提供する職種が今はない。医師、ケアマネ共にできない(医師は忙しい、ケアマネはパソコンを使える人も少ない)とのこと。フランスでは間に入る医療コンサルの様な役割がある様だが、日本で直近に作るのは難しそう。。


実践できる事

軽い情報共有であれば患者さん宅に情報共有のノートを置いてもらう事を担当者会議で提案する。

もう少し地域の他職種と繋がって仲良くなれば、アプリの使い方を勉強会を開いて、一緒に学んで使える様になればなお良い!